<改正法施行10周年座談会>
※24名の方にお越しいただき、開催いたしました。参加してくださった方まことにありがとうございました。
平成17年11月に発表された構造計算書偽装事件への対応として出された改正建築基準法が施行されたのが平成19年6月20日で,今年の6月20日をもってちょうど10年になります。
構造計算書偽装事件は,ひとりの不適切な設計者による不正設計に端を発したもので,その後,他者による不適切設計も見つかり,社会に安全安心を提供するはずの建築業界の信頼を失墜させるほどの影響を及ぼしました。
事件を受けて,建築の供給システムがどのようにあるべきかの議論が行われ,その中で信頼回復の切り札として出されたのが改正建築基準法でした。この改正は,最後の砦である確認審査において不正設計を見抜くことができなかったことの反省から「審査の厳格化」を規定したもので,建築主事の行う審査レベルを示して義務化するとともに,構造適合性判定という専門技術者による審査制度を創設したものでした。
改正法施行10年の機会に,建築士有志が集まって,
この事件は何だったのか
個人レベルにおける信頼回復の取り組みは十分に行われたのか
建築業界としての信頼回復の方向性はいかにあるべきか
建築のルールはいかにあるべきか
をテーマとして率直な意見交換をしましょう。偽装事件の後の法改正で苦労したという建築士のみなさんも多いことと思います。そうした苦労話も含めて議論して,偽装事件の記憶を新たにし,建築士としての社会的な役割を考える機会としましょう。ぜひ,ご参加ください。
日時:6月14日(水)17時30分から約1時間半
場所:東広島市役所7階701会議室
定員:20名程度(本支部会員以外の方も参加できます)
申し込み先:(有)アリクデザインスタジオ
座談会形式ですので参加者多数の場合はお断りする場合があります。ご了承ください。
※この座談会は企画研修委員会が運営しています。